今日の市町村
- 網走支庁 斜里町
今日は1日知床です。午前中は知床遊覧船で海から観光。午後は知床五湖のガイドツアーに参加しました。
知床遊覧船
1年前に転覆という悲惨な事故はありましたが、観光船はなくなってほしくないという思いもあり、乗ってみました。とはいっても今回の乗った船は、オーロラ号という大型船で、途中のカムイワッカの滝で引き返す最もポピュラーな所要時間1時間半の大型観光船です。事故があったのは小型船で、知床半島の先端まで6時間くらいのツアーになるそうです。季節的にもまだ岬の先端まで行く船は運航していませんでした。安全航海に配慮し是非再開してほしいです。(その後6月2日~再開とニュースで聞きました。)
さて、今回の船ですが、満員ではありませんでしたがそれなりに観光客は多く乗船していました。陸からは行くことのできない断崖や海岸を見ることができます。まさに手つかずの自然の状態です。海岸には、ヒグマやエゾシカなどの野生動物が出現することもあるそうですが、今回は見つかりませんでした。陸だけでなく、運が良ければ海上でクジラやシャチも観ることができるそうです。
知床五湖ガイドツアー
知床五湖をガイドさんの説明を聞きながら、ゆっくりとハイキングです。特に今の時期5月~7月はヒグマの活性期なので、ガイドなしでは散策は禁止されています。1組最大10名 10分間隔で出発します。(今回は5名のグループ)
最初にレクチャー(自然保護とヒグマの遭遇時の対応)を15分ほど受けて3kmのコースへ出発です。3時間かけて途中途中で立ち止まり、いろいろなことを教えてくれます。
・クマは人間がいたら近づいてこないので、ワイワイ話しながら歩いたほうがいい。
・クマは肉食でなく雑食。主に水芭蕉などの大きな葉っぱを食べている(意外に菜食主義)
・知床の樹木、ミズナラ・トドマツ・シラカバがほとんど
・「倒木更新」嵐などで倒れた樹々にも役割がある
・フィールドサイン(野生の生きものの痕跡)の説明
などはほんの一例、こちらからの質問にも的確に答えてくれます。
この日は、天気が良く湖がとてもきれいに見え、写真もとてもよく撮れました。風がないため波が立たず湖面が鏡のようになっています。完全な快晴でなく、雲が少しだけあるのもいい感じです。新緑に時季なので「黄緑色」が映えています。こんなコンディションの良い日は少ないそうで、毎日来ているガイドさんも写真を撮っていました。
ヒグマのフィールドサインです。葉っぱを食べた跡、これだけでどちらから来てどちらに向かったかが判るそうそうです。木道にもクマの足跡がありました。私たちが向かう方向に進んだので問題ないそうです。逆だと近くにいる可能性が高くなるそうです。
この高架の木道は周りにクマよけの電線があるので安全です。この高架道は、ガイドなしで誰でも歩くことができます。この道に戻ってきたところでガイドは終了です。貸してくれた双眼鏡を返却し自由に散策します。ガイドさんと別れ後に高架道からエゾシカを見つけました。ココで双眼鏡が欲しかったです。