今日の市町村
- 福井県 福井市
- 福井県 永平寺町 New!
- 福井県 大野市 New!
- 岐阜県 郡上市 New!
福井県2日目ですが、福井県は県のキャッチコピー「地味にすごい福井」の通り見ごたえのある観光地も満載です。海岸・崖は越前海岸・東尋坊、大本山永平寺、城は丸岡城・大野城、恐竜、そして最近力を入れている一乗谷の朝倉遺跡です。まだまだあります。海岸美から、信仰、歴史、古生物と幅広さがあるので楽しめます。
昨日は、海岸側でしたが、今日は北陸本線の南側越美北線(九頭竜線)に沿って岐阜県の郡上市まで。スタート直後、田園地帯にとても大きい白鷺がいたので写真を撮ろうと思い、近づいたら逃げられました。その場所にこのお地蔵さんがありました。とても素朴な感じ、お花がちゃんと備えられていて、地元の方々にも愛されているようです。思ず道中の安全を願い手を合わせました。
永平寺
当たり前なのですが、永平寺は観光する所というより、修業・参拝する所です。参拝は順路通りに進んでいけば、ほぼすべての伽藍に直接参拝できます。参拝順路はすべて室内ですので、雨でもぬれずに回ることができます。途中、修行僧の方をよく見かけます。全国から厳しい修行に来ています。また座禅・写経も体験できます。宿坊で寝泊まりしての座禅研修などもあるようです。
ただし、素晴らしい庭や、伽藍があるのですが外から外観を観るといったことはできないです。よくポスターとかになる写真と同じ場所から撮りたい、とかは難しいです。あくまでも参拝コースですので外観を観て楽しみたい人にはストレスたまるので向いていないかもしれません。中には入れるが、外から観れない場所が多いです。とはいうものの参拝コースから見える庭や伽藍は杉・石・苔の調和が素晴らしいです。
一乗谷朝倉氏遺跡
最近、観光地として整備を始めている戦国時代の遺跡なのですが、ここがハマりました。戦国の歴史好きにはたまらない場所です。戦国大名の朝倉氏が100年にわたり繁栄をきわめた一乗谷の城下町の遺跡です。城跡ではなく、城下町全体の遺跡になります。朝倉義景が信長に敗れてこの地は、すべて焼き払われました。その後400年土の中に眠ることになります。近年その場所を発掘したら、いろいろなものが出てくるは出てくるはの状態、またとてつもない広さです。まさに町ごと出土しています。そして遺跡発掘は今も続いています。
特に柱を支えてた礎石という石はそのまま出土されるようで、写真のようにどのくらいの広さでどのような間取りだったかはわかります。出土品からどのような目的の場所であったかがわかります。また瓦が一切出土していないことから板葺きであったことが推測されるそうです。それで作ったのが当時の町並みです。「たぶんこうだったんじゃないか」ですが、それでもここまで再現できるのがすごいです。
数キロ離れたところに昨年(2022年)にオープンした朝倉遺跡博物館があります。ココがまた素晴らしい。発掘した遺跡から復元した朝倉氏屋敷跡があります。間取りはあっているようです。ここまで再現してくれると観ている方も想像ができます。またこの博物館の目玉は、この場所で出土した遺跡をそのまま施設内で温度管理、光量管理をして大切に保管しています。写真ではわかりづらいのですが、数十mに渡り築かれた遺跡です。川を横断するように作られた人口の橋なのか、水門としてつかわれ場所なのか不明だそうです。数年後、ココを再訪したときにさらに史実に近づいていることを期待したいです。
歴史に「もしも」はないのですが、昨日訪問した金ヶ崎で、朝倉氏が信長を破ったらココ福井が名古屋や東京のようになったかもしれません。そんな想像をさせてくれる場所でした。
越前大野城
大野城は、「天空の城」の先駆けとなった山城です。離れた山から撮ると雲の上に城が浮かんでいるように撮れます。ただ山の上なので、天守閣まで登るのは今回も山登りです。今回はかなりしんどかったです。たどり着き天守閣に登ると城下が一望でき爽快です。写真の天空城は、展示されていた実際の写真を撮ったものです。こういう写真が撮りたいですね。
九頭竜湖
越美北線の終着駅は「九頭竜湖」です。このレールの30kmほど先に岐阜から伸びている越美南線の執着駅が「美濃白鳥」になります。この2点を結んで「越美線」ができる計画でした。もう繋がるのは無理で、残念です。今日は車なので、途中で九頭竜湖(ダム)をみながら「美濃白鳥」まで向かい1日が終わりました。一乗谷に3時間くらいいたので、到着が遅くなりました。