今日の市町村
- 岐阜県 郡上市
- 岐阜県 高山市
- 岐阜県 白川村 New!
- 富山県 南砺市
- 石川県 金沢市
今日のメインは世界遺産の合掌造りの集落白川郷と五箇山です。その途中で興味深いスポットを2つほど見つけました。
ひるがの分水嶺公園
ひるがの高原にある分水嶺公園です。分水嶺公園って全国に数か所あるのですが、ココの公園は「わかりやすい」、上流の小川から流れてきた水が分岐する様子が見ればすぐに理解できます。この場所で、川が分岐し太平洋側は長良川となって伊勢湾に、日本海側は庄川となって富山湾に到建します。
白樺林に囲まれた素敵な公園ですが、国道沿いにあり、行きやすい場所なので、通りかかったら是非寄ってみてください。近くの保育園児たちが、お弁当を持って遊びにきていました。大人はこの分水嶺を、人生のコース選択・分岐点みたいなことに置き換えがちですが、この子たちはそんなことは考えず、元気に大きな笹の葉を流して遊んでいました。
荘川桜
ダム建設で集落ごと沈む村にあった2本の桜を、人々の思いで、この場所に移植したという歴史のある桜です。ちょうど満開ということもあって、たくさんの人がカメラを向けていました。現在は復活し、分木した二世の桜も隣で花を咲かせていました。
白川郷・五箇山
以前から訪れてみたかった場所なので今回、念願がかないました。想定通りの素敵な建物と集落景観でした。茅葺屋根の厚さが思った以上に厚く、冬の厳しさを感じました。この屋根の葺き替えは大体30年毎に行う必要があるそうですが、その時には、住民総出で葺替作業をおこないます。そのため年に数件はどこかの家の葺き替え作業があるそうです。そうした相互扶助の「結いのこころ」を大切にしている集落です。
すべての家は、現在も住居として普通に暮らしていて、ほとんどの家が民宿・土産店・軽食といって観光業を副業にしているようでした。母屋の一部の内部を資料館として公開している「長瀬家住宅」にお邪魔させていただ来ました。大きな屋根裏部屋、合掌の屋根の内側の構造などを見学させていただきました。このお宅も、ここに暮らしています。展示している部屋は来客時にしか使わず。公開されていない部屋で普通に生活されています。現代の暮らしを見せないようにするのに苦労されているとのお話をうかがいました。
集落内は完全に観光地となっています。外国人観光客中心にとても賑わっていました。(というかほとんど外国人の方々でした)4月中旬の平日でこの人出なのでGWや夏休みはもっと混みあうんですね。人がいないときにこの山里を歩いてみたいです。村の民宿に泊まって早朝散歩するというのがよさそうです。
こちらは富山県の五箇山です。県は変わりますが、白川郷から10数Kmの近くなので車なら同じ日に回れます。こちらの方が白川郷よりも集落の規模が小さめ、人出もあちらほどではないので生活感も感じられてのどかな感じです。