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姫島おさかな祭

 最近離島訪問にハマっている私にとって、今回は、姫島に渡ることも目的の一つでした。自転車でも借りてゆっくり一周してと思っていました。しかしながら今回は偶然なのですが、ちょうど年に一度の「姫島おさかな祭」の日曜日でした。このお祭りは島内のための村祭りとは別に、島外の方を歓迎する観光キャンペーンのような意味合いが強いです。「アサギマダラ」の春の時期(後述)でもあり、フェリーもたくさん増便してたくさんの観光客が姫島に集まる年に一度の日でした。まさに島を上げての歓迎大会です。こういう時は、この大勢の人の流れについて行動していくのが得策です。 
 豪華お弁当(お刺身付き)を1500円で振舞ってくれたり、島内一周臨時観光バスが無料だったり、子供たちも伝統芸能のキツネ踊りを披露してくれたり、至れり尽くせりです。朝からのお弁当作りも、観光バスの臨時ガイドさんも、お祭り会場の整理運営も、ほとんど島民(村民)のボランティアで対応してくれているようです。まさに島民全員で「おもてなし」をしていただきました。超感動!でした。

姫島に接近
臨時便も大混雑(普段は超空いているそうです)
おさかな祭

 このお弁当が1500円ですが、最高クオリティでした。特にヒラメの刺身、島で採れたてのヒラメを漁師さんがボランティアで早朝からサバキまくったとのことで、身がしまっていて今まで食べたヒラメの中で一番うまかったです。エビフライも島で養殖されたも、タコやタイの煮つけも味がしっかりしていて美味しかったです。

お刺身お茶付きのおさかな弁当 
島の子供たちによる「きつね踊り」
島内一周観光バス(無料!!) ※普段は運航していません
姫島の基幹産業の車エビの養殖場(車窓より)
チバニアン期の湾曲地層(車窓より)
2人乗りバッテリーカー(1周するのにちょうどよい)

アサギマダラの集う島

 アサギマダラという蝶は2000kmもの長距離を南北に移動する渡り蝶です。暑くなったら台湾・沖縄の方から東北や山陰・北陸などに向けて、北の地で世代が進み、寒くなってきたら南方へ移動します。その旅の途中にココ姫島で休息します。今の時季(5月中~6月上旬)は北へ向かう蝶が海岸に咲く「スナビキソウ」という海岸近くに咲く花を求めて大量に飛来します。秋は南へ向かう途中に「フジバカマ」の蜜を求めて10月頃に飛来します。
 アゲハ蝶の仲間で、ひらひらと飛んでいるので不気味さはなく優雅に感じます。映画「鬼滅の刃」の映像のモチーフにもなったそうです。

アサギマダラ
アサギマダラとスナビキソウ
大量に飛んでいます(この日の発表数は約550頭)
マーキング中(遠くは北海道で確認!!)
マーキングしてはリリースを繰り返していました
多いときはこんな感じ

 アサギマダラについてはネット上でいろいろ調べてみました。アサギマダラ自体は国内のいろいろな場所で見られますが、どういう仕組みで海を渡るのか等、解明されていない事が多いそうです。生物の生態の「なぜ?」をいろいろ考えると不思議なことだらけで眠れなくなってしまいそうです。
  下記リンクがお勧め、エピソードに「ほっこり」しますhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e667fc53226fb3f917872b16087eae53163d6227?page=1

車エビを食べる

 姫島から本土に戻り、今晩はキャンプです。姫島で買ってきた活け車エビを夕飯に食べました。塩コショウを振ってフライパンで焼いただけですがプリっぷりで最高でした。

帰りの船
活け車エビ(2本500円)
焼く→美味い!