今日の市町村

  • 長崎県  佐世保市
  • 長崎県  新上五島町

フェリー
 

 佐世保からフェリーに車を乗せて、朝8時発、2時間半で新上五島市の有川港につきます。今はフェリーの中でもfreeWifyが飛んでいます。PCを持っていたので、ブログを1日進めていたら割と早くついた感じがしました。

フェリーなみじ
出航

 フェリーを下りてすぐにとても素敵な場面に立ち会えました。この春、高校を卒業し就職や進学で本土で新しい生活を始める友人たちを、家族、クラスメイト・後輩や先生が盛大に見送るシーンです。特に船が離岸したら一斉に子供たちが桟橋の端まで走っていく姿は本当に感動的でした。夜の長崎のローカルニュースでも話題にしていて島の伝統行事化しているようです。
 バックミュージックには五島が舞台の、「舞い上がれ!」の主題歌buck numberの「アイラブユー」が大音量で流れています。この選曲マッチしています。
   ♬どんな言葉が 願いが 景色が君を笑顔に幸せにするだろう
    地図なんかないけど歩いて探して君に渡せたらいい~。

盛大な送迎
桟橋を駆ける


新上五島町

 朝食を食べていなかったのと、出発式に感動したらとてもお腹がすきました。早速名物の五島うどん。特にこの有川地区は有名だそうです。地獄うどんという釜揚げうどんをいただきました。つけ汁があごだしのシンプルなものと、卵の黄身に醤油だれの釜玉風なもの2種類がついていました。そうめんを太くした感じの食感でおいしかったです。釜玉ってあまり食べたことなかったけどおいしいですね。あごだしはあっさりしていていましたが、しっかりと出汁が出ていました。少し塩加減が物足りなかったので、お醤油を足してしまいました。(こういうことをするから血圧が下がらない・・・)

五島うどん

 五島列島には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」という世界遺産に指定された教会のある集落が3つあります。そのうちの一つ「頭ケ島」にいってきました。石造りの主天堂はおおきくはないのですが、焦げ茶色系でシック、どこかドラクエに出ている教会のイメージを感じました。
 世界遺産は教会だけでなく集落全体を世界遺産としています。迫害されなくなった人を埋葬した場所の跡とか捕らえられた牢屋跡などはありますが、ただ集落自体は特に建物があるとか祭りなどの有名な無形遺産があるといったものではありません。それよりも迫害を逃れ、代々受け継いで守り抜いた信仰の歴史に価値があるのです。頭が島にも3つの集落がありますが、普通の半農半漁の一般的な集落です。珍しいものでもないです。もっとも「潜伏」なので目立つものがあるはずがないんですね。教会自体は明治以降に禁教が解けたのちに作られたものです。ここ「頭ケ島天主堂」も解禁後に信者の方々が、地元で採れる石を自ら削って積み上げ、10年かけて完成させたという歴史に世界遺産としての価値があるのです。
 現代では「信仰の自由」は権利だとか勝ち取るものだとか簡単に言いますが、本来は「信じる教えを一貫して守り抜くこと」なのだということを教えられた場所でした。

頭ケ島天主堂
教会近くの共同墓地

 世界遺産ではないものの五島にはいくつもの素敵な教会があります。どこも町から離れたところにあることが多いので、1,2日ですべて行くことはできないです。今回いったところの写真を貼っておきました。

冷水教会
中の浦教会
桐教会

 「新上五島町」は、平成の自治体の大合併で複数の町村が合併してできた町です。町の名前に「新」がつくのがなかなか斬新です。教会がたくさんある祈りの町でした。

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