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石見銀山鉱山探検
今日は地味です。そして今日も雨です。石見銀山というココも世界遺産、室町時代初期から、銀が産出した山間部で、現在は採掘してはおらず、産業遺跡として保存されています。世界遺産センタは資料館になっていてわかりやすく展示説明されています。ここで申し込むと2時間の銀山坑内の見学ツアーに参加できます。私たちの参加人数は8名でした。(夏休み、GWはもっと多いそうです) バスで鉱山入り口近くまで行き、そこから山道を10分ほど登ります。そこから鉱山内にはいるので、貸してくれる長靴とライト付きヘルメットを装備後入坑します。中は暗いですが、ライトの光ですぐに目は慣れます。時期的にコウモリが冬眠していました。気温は年間を通じて8度。ガイドの方は銀山の歴史的背景なども交えてわかりやすく説明してくれます。江戸時代に銀を掘った跡がそのまま残っています。
写真がうまく撮れませんでした。やっぱり暗闇の写真は難しいです。なぜか冬眠中のコウモリが良くとれました。コウモリを研究している生物研究者の方も鉱山内にいたりします。世の中には本当にいろいろな人がいます。
あまりにも地味なので世界遺産の認定を見送る話も出ていたようです。他にも鉱山系の世界遺産はあるということと、鉱山の歴史には「強制労働」とか「公害」や「自然破壊」といったネガな歴史がつきものなのです。ただしガイドさんも力説していましたが、この石見銀山は江戸時代初期から現在に至るまで、掘削量や掘削場所を制限するなどし、銀山自体をそれこそ「持続可能」なように管理をしてきている歴史的な背景があるのです。そこが大きく評価されたそうです。だから現在も地味なのかもしれません。現時点だけでなく過去も含めた世界遺産というところが素晴らしいです。
銀山で栄えあたころからの歴史的町並みなどの集落エリアや、今回行きませんでした、他の坑道入口などの遺跡エリアなどを散策することもできます。一般観光的には洞窟探検よりこっちがメインで、いろいろ工夫されていますので楽しめますので是非訪れてみてください。でも地味です。