今日の時刻表
7:30 札幌発 特急「宗谷」 函館本線・宗谷本線
12:42 稚内着
7:30の特急に乗るために7:00前にはススキノのホテルを出発しました。ススキノ交差点の気温表示はー3℃でした。体が引き締まる感じです。
大人の休日倶楽部パス
今回利用する切符は、大人の休日倶楽部会員限定の「大人の休日倶楽部パス(北海道)」を使いました。5日間北海道内のJRは特急含めて乗り放題です。1年で2~3回オフシーズンの期間に売り出されるキップです。今回は23年11月30日(木)~ 12月12日(火)の間の連続する5日間が対象です。17,400円ですが、かなりお得です。
最終日に実際はいくらだったか集計してみたいと思います。
関東・東北も含めて乗り放題の(東日本&北海道)26,620円というのもあり、それで新幹線で北海道まで来るという案もあったのですが、札幌に来るまで一日かかり往復2日、北海道内は3日だけしかいられなくなります。今回特に行きたかった稚内まで行くことを考えると往復するだけで終わっちゃいそうなので、飛行機で北海道IN/OUTとし、5日間JR線乗り倒そうと思っています。 稚内まで行く「宗谷本線」と根室まで行く「花咲線」は未乗区間です。それ以外は乗ってはいるのですが、国鉄時代の寝台列車だったので、ほとんど夜に眠って過ごしたもの、ちゃんとは乗ってはいないので日中にゆっくり乗ってみたいです。
今回は5日間ほとんど列車に乗っている旅になりそうです。途中観光しようにも、超寒いですし、レンタカーも雪道で乗りたくないです。
大雪の中を「宗谷」は行く
朝7:30発と早いですが、宗谷本線は本数も少なくこの列車を逃すと、稚内着が夜になってしまいます。札幌から稚内まで直通で5時間ちょっと乗り続けます。新幹線「のぞみ」の博多-東京間の所要時間と同じくらいです。
札幌から旭川までは、それほど降雪や積雪は多くはありませんでしたが、旭川を過ぎてから大雪になってきました、雪景色も完全に冬です。先週くらいから積もり始めたようで、出来立ての雪景色といった感じです。社内アナウンスで「鹿が線路内に立ち入ったっ場合、減速等しますので、到着が遅れる可能性があります」とのこと。その言葉通り森林を通るところでは何回かブレーキがかかりサイレン鳴らしたりしていました。あれは鹿のせいです。
鹿の妨害とは別に、美瑛駅を過ぎたあたりで、「緊急ブレーキの誤作動の確認」とやらで20分ほど停車、それが解決したら「音威子府駅のポイントに雪が積もりすぎて作動しない」とのアナウンス。どうするのかと思っていたら、「現在、鋭意除雪・融雪中」とのこと。北国の鉄道マンの苦労を感じました。その除雪・回復に40分ほど駅の手前で停まっていました。
合計で1時間以上の遅れ、6時間以上かけて稚内に到着しました。停まっていた時間は景色が変わらないので熟睡していましたので、それほど長いとは感じなかったです。
最北の町
今年の夏の日本一周の時にも立ち寄ったJR最北端の稚内駅に念願の鉄道での再訪ができました。感慨深いです。夏の時はココから最北端の宗谷岬にも行きましたが、今日は寒さと積雪でホテルまでの3分の歩きも厳しいです。
(参:夏の稚内のページ https://www.nuri-tabi.com/njapan75/ )
それでもホテルに荷物預けたら、さらに厚着をして近隣の散策に行きました。歩いて10分ほどで海にでます。利尻・礼文島に向かうフェリーが沖に見えたりします。戦前はここから樺太に向けて定期船が出航し賑わっていたそうです。今は極めてひっそりしています。
海岸線にある稚内港北防波堤ドームを観てきました。昭和6年に作られたものを昭和50年代に再建したものです。防波堤の下は風と雪がなく結構快適(それでも寒いですが)地元の人が防波堤の下を往復しながらウォーキングをしていました。なんとなく素敵な風景です。
日本最北端の繁華街
昼間のうちに夕食の場所の下見をしにホテル近くの飲食店街へ。ココは日本最北端の繁華街になりますね。雪も積もっていて、まさに「北酒場」そのものです。
夕食は居酒屋「いつみ」さん。お客さんは私だけ。北酒場ですが、ココに似合う「長い髪の女」は全くいませんでした。
お刺身も北海道っぽく、ホタテ、甘えびが出てきます。外気が寒い方がお刺身は美味しく感じますね。写真にはないのですが、追加で注文した「生にしんの塩焼」が異様に美味かったです。今の時期が旬ということで脂が「のりのり」でした。「記憶に残る味」になりました。
明日は、今日よりも早い列車で戻ります。寒いだろうねぇ。